
不動産の経営は入居者との信頼関係が大事になる
首都圏は人口が集中しています。首都圏のワンルームは常に需要があり、空室リスクを抑えることが可能です。また大手が提供する鉄筋作りのワンルームマンションを経営すれば、管理会社の体制が整備されているので経営者自身の負担を最小限にすることが可能です。
首都圏にはアパート1棟10戸程度の物件もありますが、リスクが大きいというのが問題です。アパート1棟のケースでは空部屋のリスクが常時つきまといます。
経営者が不動産会社と常にやりとりし空きにならないよう常に気を使わなければなりません。1戸あたりの収入はワンルームマンションよりも大きいですが、維持などの手間もその分かかり、経営者の負担も増していきます。ワンルーム1室は投資で、アパート1棟は職業という違いと言ったほうが想像できるのではないでしょうか。
不動産の経営において最も気をつける必要があるのは家賃の滞納リスクです。
これはワンルームマンション1室でも致命的な損害となります。家賃の滞納が起きた場合その月の収入はゼロになり、なおかつその入居者が家賃を払うことが出来ない状況を隠している場合には最悪回収できない場合もあります。
このリスクをなくすには回収の期限を2ヶ月以内に抑えることです。滞納を1回限定に抑え、1ヶ月を過ぎた時点でまたもや滞納するでは退去してもらうことをきちんと督促し続ける必要があります。
これはまずよほどの入居者の事情で無ければ発生しませんが、入居年数が経つごとに危険性は少なくなっていきます。入居者との信用関係を築き始めるとリスクは減っていきますので、これについては日頃から気を配る必要があります。これらのデメリットをしっかり理解し運用すれば、不動産の経営は投資の中で最も利潤の高い投資といえるでしょう。難しいワードも多く、投資する額も大きいため、早くから儲かる、というわけではありませんが、本を読んだり、専門家の助言を聞いたりしながら、ゆっくり運用していくことが大切です。